月経前症候群と更年期障害にハーブティーを!

病気じゃないけど、女性ホルモンのバランスの乱れで起きる不調。 気が重いだけでは済まされない! 月経前症候群と更年期障害の症状と対処法を簡単にまとめました。

月経前症候群

月経前症候群

PMS(Premenstrual Syndrome)とも略されます。生理の周期に従って、生理前などに不調が訪れる状態です。黄体ホルモンの濃度が高い時期(排卵から生理前まで)に起こると考えられています。
主に身体的症状と精神的症状に分けられ、列挙すると以下のようになります。

身体的症状:下腹部の痛みや張り、頭痛、腰痛、めまい、手足のむくみ、乳房の張りや痛み、肌荒れ、冷え、傾眠または不眠、便秘または下痢、食欲増進または減退

精神的症状:イライラ、不安、抑うつ、物忘れ、無気力、攻撃的、更年期障害
歳とともに卵巣機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)が減少する45歳から55歳の年齢で起こる自律神経失調症状と精神症状を更年期障害といいます。
更年期障害
一般に症状の発現と生理の周期とは関連がみられません。以下に症状を列挙します。

自律神経失調症状:ホットフラッシュ(のぼせやほてり)、睡眠障害、発汗、動悸、冷え症、めまい、頭痛、耳鳴り

精神症状:イライラ、抑うつ、やる気低下、不安、記憶力低下、精神不安定(涙もろいなど) その他:腰痛、関節痛、むくみ、しびれ、食欲減退、腹痛、便秘、下痢、湿疹、頻尿など

以上のように、月経前症候群と更年期障害は、非常に似た症状を現わします。更年期障害については、以下の簡略更年期指数(小山嵩夫による)を参考になさってください。
自己採点の結果が高い場合は医療機関とご相談ください。
点数が低くても、一つの症状が強かったり、他の病気が存在する可能性もありますので、これだけに頼らず、一つの確認ツールとお考え下さい。

*簡略更年期指数(SIM)は、更年期の症状の程度を判断するものです。
10項目の症状に応じて点数を入れ、その合計点をもとにチェックします。
「小山田嵩夫ら(元東京医科歯科大学、1992)を一部文章改変」

  1. 顔がほてる
  2. 汗をかきやすい
  3. 腰や手足が冷えやすい
  4. 息切れ、動悸がする
  5. 寝つきが悪い、または眠りが浅い
  6. 怒りやすく、すぐイライラする
  7. くよくよしたり、憂うつになることがある
  8. 頭痛、めまい、吐き気がよくある
  9. 疲れやすい
  10. 肩こり、腰痛、手足の痛みがある
★採点方法…
すごくあてはまる:10点 あてはまる:6点 少しあてはまる:3点 あてはまらない:0点

判定と解説(自己採点結果)
【0〜25点】
じょうずに更年期を過ごしていて今のところ問題ありませんが、年1回の健康診断を受けましょう。
【26〜50点】
バランスのよい食事、適度な運動を行い、無理のないライフスタイルを送り、更年期障害の予防につとめましょう。
【51〜65点】
産婦人科または更年期外来、閉経外来を受診し、薬などによる適切な治療、生活指導、カウンセリングを受けましょう。
【66〜80点】
長期間(半年以上)の計画的な治療が必要でしょう。
【81〜100点】
各科の精密検査を受けましょう。更年期障害のみであった場合は、産婦人科または更年期外来、閉経外来などで長期の計画的な治療が必要でしょう。

女性のカラダとハーブティー

ハーブティ
女性のからだはホルモンの影響を受け、さまざまな変化をきたします。こどもを産むということだけではなく、その準備に、また生殖期を終えるときにも影響を受けます。
これらのときに不調を感じることは生物としての当たり前の反応です。体内で作られる女性ホルモンだけでは影響が強く表れるために、体外から女性ホルモン様物質を摂取することも重要な対処法といえます。
医療として低用量ピルやホルモン補充療法(HRT)などの治療がありますが、治療を要しないながら、症状を感じる方は、大豆イソフラボンの摂取などの統合医療を、精神症状には植物由来の優しい精神安定物質を取り入れてはいかがでしょうか。
習慣として、ハーブティーもおすすめです。
以下に民間療法で有用なものとして伝承されているハーブティーをご紹介します。

ハーブティ
女性ホルモンの影響を和らげるハーブティー:アンゼリカ、オレンジフラワー、カモミールジャーマン、サフラワー、セージ、セントジョーンズワート、チェストツリー、ラズベリーリーフ、ラベンダー、レッドクローバー、ローズレッド

精神を安定させるハーブティー:オレンジフラワー、カモミールジャーマン、セントジョーンズワート、パッションフラワー、バレリアン、マロウブルー、ラベンダー、リンデン、レモンバーベナ、ローズレッド